デザイナー
の想い
福井県若狭町は、三方五湖をはじめとする自然に恵まれた地域で、若狭湾にも面しており、観光シーズンには県外から多くの観光客が訪れます。
そのような中で、観光客の方々に飲食店の選択肢として知っていただけるよう、上中料飲組合ではホームページを立ち上げることになりました。
これまではチラシでの宣伝が主でしたが、より多くの方に知ってもらいたいという思いから、今回ホームページの制作を決定しました。
これまではチラシを使って組合のことを宣伝してきましたが、掲載できるのは加盟店舗の名前や営業時間など、限られた基本情報だけでした。
そこで、ホームページを通じて各店舗の魅力をもっと詳しく紹介したり、上中料飲組合の想いや歴史についても知ってもらいたいと考えていました。
上中料飲組合に加盟している店舗の魅力が、ただの基本情報だけでは十分に伝わらないと感じたため、構成にも工夫を凝らしました。
各店舗には質問形式で取材を行い、魅力やおすすめメニュー、こだわりポイントなどを深掘りし、より丁寧に紹介しています。
訪れる前から「行ってみたい」と思ってもらえるようなきっかけづくりを目指しています。
各店舗を紹介するページに、ほかの加盟店舗を紹介するエリアを設け、お互いのお店を紹介し合えるような設計にしました。 組合ならではのつながりや、店舗同士の信頼関係が伝わる内容になっています。 県外の方が見ても、地域のあたたかさやお店の魅力が伝わるような構成を心がけています。
本案件は、襷ウェブのコーダーである私が持ち込んだ案件です。今回はコーダーだけでなく、ディレクターも兼任しながら制作に携わりました。 この取り組みを襷ウェブとして快く受け入れてくださった代表・山家さんに、改めて感謝申し上げます。デザインも襷ウェブのメンバーが担当し、制作チームは全員が襷ウェブのメンバーで編成されました。 代表の山家さんやアシスタント方の手厚いサポートのおかげで、積極的な提案ができ、確信をもってご提案を進めることができました。 また、案件の進行を通じて「チーム制作とは何か」「クリエイターに安心して協力いただくためにはどうすべきか」を、コーダーだけでなくディレクターの立場からも学び、大きな成長につながりました。
今回デザインを担当してくださった襷ウェブのデザイナーさんとは、以前も同じチームでご一緒しており、初めから安心感がありました。クライアント様との打ち合わせにも同席いただき、積極的にヒアリングと提案を行ってくださったおかげで、最終的に組合の皆さまにご納得いただける形に仕上がりました。 また、デザイナーさんはイラストも描ける方で、デザイン内にかわいらしいイラストを取り入れ、クライアント様が求めていた「楽しく、親しみやすい」雰囲気を丁寧に表現してくださいました。 途中、ファーストビューの大幅なデザイン変更がありましたが、柔軟にご対応くださり、クライアント様にもご満足いただけました。ディレクターとして本当に助かりましたし、デザインが洗練されるにつれ、コーダーとしては「実装できるワクワク」と「表現し切れるかという不安」の両方を感じながら取り組みました。
今回、実装で最も難しかったのはトップページの「店舗マップ」です。 地区ごとの加盟店舗が直感的に把握できるよう、地区ボタンをタップすると、その地区の飲食店が拡大表示される仕組みを採用しました。これまでに経験のない実装だったため不安もありましたが、「できれば一段階レベルアップできる」という前向きな気持ちで取り組み、時間はかかったものの狙いどおりの表現に到達できました。 また、このマップの配置ロジックはデザイナーさんが設計してくださり、ディレクターとしても大いに助けられました。コーダーとしても新たな挑戦のきっかけをいただき、本当に感謝しています。
今回は、襷ウェブでコーダー兼ディレクターとして関わり、Web制作者として大きく成長できました。
機会をくださった代表の山家さん、そして快くデザインをご担当くださったデザイナーさんに、改めて感謝いたします。
私の力不足で悩む場面でも声をかけ、クライアント様への積極的な提案を後押ししていただいたおかげで、ご満足の声をいただき、「最高のホームページになりましたね」と評価していただけました。
襷ウェブの活動では、いつも“ひとりではない”と実感できます。チームの大切さを再認識する場面が多く、そこが襷ウェブの大きな魅力だと感じています。
私自身は本案件をもって襷ウェブを卒業しますが、ここで得た「楽しさ」「やりがい」「成長」のエネルギーを、次のメンバーへ襷として渡せることを楽しみにしています。私と同じように、良い経験を積んでいただけたら嬉しいです。
最後に、今回の制作をご依頼くださったクライアント様、私の持ち込み案件を快く受け入れてくださった代表の山家さん、積極的に提案しデザインを磨き上げてくださったデザイナーさん、そして本案件に関わってくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
本案件は、襷ウェブメンバー(コーダーさん)による“持ち込みプロジェクト”第2弾でした。
組合の理事長が最終的な決裁権を持たれているものの、加盟する各店舗の存在があってこその組合。
多くの関係者の意見を取り入れながら進める必要があり、制作は容易ではなかったことでしょう。
その中で、全員の声に耳を傾け、整理し、形に落とし込んだお二人の働きは素晴らしいものでした。
チームリーダー(コーダーさん)は、年齢差のある方々とも動じることなく凛と向き合い、丁寧に話を聞き、的確な提案を重ねてプロジェクトを前進させました。
印象的だったのは、チームメンバーであるデザイナーさんが作られたデザインを守ろうとされていた姿です。
その想いは、ただ納品物を完成させるためではなく、「仲間の成果を尊重し、最大限に活かしたい」という信頼の表れでした。
その様子を見ることができたことは、代表として嬉しい出来事となりました。
この経験は、今後の活動における大きな財産となるはずです。
制作を支えたデザイナーさんの存在も大きく、柔らかく親しみやすいデザインが印象的でした。
イラストや地図も見やすく、初めて訪れる方でも安心して足を運びたくなる仕上がりに。
飲食店紹介にとどまらず、地域のスポットや観光地も紹介し、このエリア全体を楽しめるおもてなしの心を感じられる構成となりました。
お二人がタッグを組むのは襷ウェブとして2回目でしたが、私は安心して見守ることができました。
成長ぶりに感動しています。
今回得た学びと経験を胸に、これからの活躍を心から楽しみにしています!
代表が直接お問い合わせに対応させていただきます。
「わかりやすく、丁寧にご説明すること」を大切にしております。
まずはどんな些細なことでも、お気軽にご質問・ご相談ください。
本案件は、福井県三方上中郡若狭町にある若狭町上中(わかさちょうかみなか)料飲組合のホームページ作成です。若狭町上中料飲組合は発足は戦前で、約80年以上もの歴史を誇る組合です。
今回は私自身の描いたイラストや作成した地図も使用しながら若狭町上中料飲組合のエネルギッシュな賑やかさや、若狭町の自然が伝わるようなデザインを目指しました。
デザインについて
今回はクライアント様から以下のようなご要望がありました。
・組合に所属する店舗の集客のアップ
・ご飯ブック(店舗紹介)となるようなホームページ
・賑やかで親しみやすい雰囲気
そこで、まずは所属する店舗の料理の写真をFVだけでなく、地区別の地図が表示されるポップアップ内、ページ下部でのスクロールなど組合店舗の美味しそうな料理の写真をページの様々な箇所で活用するようにしました。
合わせて、写真だけではなくイラストやアニメーションを活用することで、より若狭町上中料飲組合の賑やかで親しみやすい雰囲気や若狭町の自然といった強みがお客様に伝わるようなデザインを心がけています。イラストは若狭町に生息する鳥や、名所、組合店舗の提供している料理を描いて使用しており、このホームページにはどういったものがマッチするのかを考えながら一つひとつ制作しています。写真や全体の雰囲気を考えながら色味を調整したり、普段描いているものとは異なる視点でイラスト作成に取り組むことができたと思います。また、初めてロゴマークの作成もさせていただきました。ロゴマークもイラストに負けないような楽しげな雰囲気と、料理を紹介するページであることがわかるデザインとなるように意識して制作しました。
また、ご飯ブックとしての機能も持たせることを意識し、地区別の地図のポップアップ内からも店舗の詳細ページに移動できたり、店舗の詳細ページから別のおすすめ店舗への移動ができたりと、ホームページ内を回遊することで組合店舗に触れ、それぞれの店舗紹介へとつながるようなデザインになっています。
デザインレビューで見つけた課題
今回もデザインレビューを受けたのですが、そこで出てきた課題として「色」がありました。写真、イラスト、合わせて背景も色がついており、そこに合わせて地区別を色で区分けするなどしてカラフルになりすぎ、結果としてそれがチグハグなものとなってしまっていました。
そこで全体的な彩度や明るさを再度調整する修正を行いました。例えばテキストカラーは背景の黄色にマッチするよう茶色にしたり、山のイラストなど彩度が高く設定されていたものの彩度や明るさ落と(そのままでは眩しい)すなどの調整を加えました。また、繰り返し登場するアイコンや罫線の色を薄くして圧迫感を排除するなどの調整も行いました。
クライアント様とのコミュニケーション
今回はクライアント様との打ち合わせの際に、直接デザインのお話をさせていただいて、その場で一緒に方向性を定めていくというやり取りを行いました。
①上中料飲組合という組織についてのヒアリング
②収集した参考ホームページや、ムードボードを使用したホームページデザインの雰囲気の決定
③FV案を見ていただいての方向性の決定、フォントの決定
④トップページ案を見ていただいて全体の方向性の決定
⑤ページ全体のデザインの完成報告と説明
といったように打ち合わせを重ねながら少しずつホームページのデザインをクライアント様と一緒に練り上げていくことができたと思います。前回はディレクターの方とクライアント様とでのヒアリングがメインだったので、今回のようなデザインでのヒアリングを自分がメインに行うことができたのはとても貴重な体験をさせていただけたと感じています。
また、クライアント様がご要望をお話してくださる中で、リアルタイムにレイアウトを構築したり、作り直したりしながら視覚的にデザインを提案して納得していただけるよう進めることもできました。準備だけではなく、その場でどういった提案が「その場」に必要なのかをお話を進めていく中でも常に再構築していく必要があることも学べたと思います。
新しい挑戦が詰まった案件
今回のデザイン制作は2回目ですが、1回目の制作とはジャンルや雰囲気はもちろん、クライアント様とのヒアリングで私自身がデザインのこと全般を担当するなど全てが前回とは異なり、初めてのWeb制作だった前回と同じぐらい新しい挑戦があったと感じます。それは自分にとってとてもありがたいことでした。
イラストについて、本案件のお話を最初に聞いた際に「よければイラストも描いたものを使ってみませんか?」とディレクターからの提案がありました。もちろん自身のイラストがこういった案件で使用されるのは初めての経験ですので、その提案がとても嬉しかったことを覚えています。また、ヒアリングで自身がメインとなってデザインの話をさせていただけたのも今後デザイナーを続けていく上でとても大きな一歩になったのではないかと感じています。
今回、この案件のデザイナーとして起用してくださったディレクター兼コーダーの方にはとても感謝しています。現地でのクライアント様とのヒアリングを行いながら、しっかりとオンライン参加の私とクライアント様を繋げてくださり、デザイナーが動きやすいように意識してくださっていました。そして、上記のような自分にとって新しい挑戦の場をたくさん設けていただきました。この経験を活かして、次にはさらなるレベルアップができるようにしていきたいと思います。
今回も、一緒に制作に関わってくださった方々へ改めまして感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました!