デザイナー
の想い
これまでの歩みや施工実績は、まさに会社の信頼そのものです。代々受け継いできた技術力と施工品質があったからこそ、お客様から長く頼られ続けてきました。これからも、新たなお客様との出会いとお悩みの解決のために。「歴史」「経験」「実績」をホームページでもしっかり伝えていきたい、とのご要望をいただきました。
屋根工事業界では、悪質な営業によるトラブルが後を絶ちません。岩崎瓦工業株式会社様は、そうした点検商法から地域のお客様を守ることも、大切な使命と考えています。ホームページを、会社の信用を示す“顔”であり、安心して相談・問い合わせができる窓口として機能させたい。そんな想いを持たれていました。
ホームページを開いた瞬間に、会社の信頼性が直感的に伝わるよう設計しました。ファーストビュー(トップ画面)に「創業年数」「国家資格の保有」「地域との関わり」などの情報を集約。スクロールせずとも、岩崎瓦工業株式会社様が持つ長い歴史と豊富な経験が伝わる構成にしました。訪れたお客様が「ここなら安心して任せられる」と感じられる第一印象づくりを重視しています。
屋根工事は、専門知識と高い技術力が求められる仕事です。その技術を裏付けるのが、国家資格の存在。実際に工事を行う職人本人の写真と、国家資格の合格証書を並べて掲載することで、「資格を持った職人が直接対応してくれる」という安心感を視覚的に伝えます。顔と資格の両方を明確に示すことで、お客様が問い合わせまで進みやすくなる“信頼の仕掛け”を取り入れました。
ホームページはもともと設置していましたし、内容も十分だと思っていました。
しかし電話問い合わせから、メールによる問い合わせに移行するという目的で改変すると決めました。
ホームページのデザイン改変によって、電話からメールなどへの移行が成功しているかどうかは、
実質的な問い合わせが今の所ないので効果はまだ分かりませんが、
スマホ向けを設定できているので目的を達成できたと思います。
最初に4人で打ち合わせをした際には、方向性や目的に近い他社のページを見ながら私の思うカタチをトレースしていくような作業でした。
熱心に目的や伝える言葉を探ってくれていると感じたので、出来るだけイメージするないように対しての印象や意味を、みなさんに聞いてみることにしました。
プロの3人からそれぞれの意見を聞くことで、自分の設計図が輪郭を描けるようになった気がします。
内容のやり取りが始まってから、いかにテキストだけでニュアンスを伝えるのが難しいかを痛感しました。
メールを送る文章をブラッシュアップしてから、送信する作業は何度か文章を作り替える間に自分が伝えたいことがぼやけていくので、結果的に3割伝わればよい。まずは製作の作業を止めないことだと。
意味のないものになっていると感じる時がありました。
しかしAIを使って自分の文章を何度も作り替えることを始めてから、自分の考えが近い文を選ぶ作業になったので、仕事の片手間に伝えたいことを盛りつつ進められたと思います。
メールのやり取りからクラウド上のシームレス作業に変わった時に、全体像を見ながら細かい部分の調整ができたので、さらに無駄な推敲が減りました。
変化に対する意見を3人でまとめていくのは、とても簡単だし反応が見られて集中できました。
素人の考えをつぶさずにガイドしていくのも、上手だったと振り返り感じます。
デザインは、見るたびにどんどん洗練されていった印象があります。
今回のデザイナーさんはイラストも描ける方で、そのスキルがさまざまな場面で活かされていました。
たとえば、もともとクライアントが用意していたイラストを、ホームページに自然に馴染むようデザインへと落とし込んだり、見た目の美しさだけでなく、実際に使うユーザーの視点に立って「使いやすさ・見やすさ」にも配慮した設計をディレクターに提案してくれていました。
そうした積極的な姿勢を間近で見ていて、私自身も良い刺激を受けました。
今回のコーディングで特に苦戦したのが、屋根材を紹介する「表」の部分でした。
これまで表の実装をした経験がなかったことに加えて、PC表示とスマホ表示でレイアウトの見え方が大きく異なるため、それぞれに合わせた2パターンの作成に時間がかかりました。
また、細かいデザインの調整にも手間取り、目標としていた納期ギリギリまで調整を重ねることに。
その中でアシスタントの方にサポートしていただきながら、何とか形にすることができました。
今回の案件を通して、Web制作者として大きく成長できたと感じています。
クリエイターとして技術面のスキルアップはもちろんのこと、クライアントと直接お話ししたり、ワイヤーフレームやデザインの工程を一通り見させていただくという貴重な経験は、これまでにない学びとなりました。
また、自分も一人のクリエイターとしてクライアントと関わる機会を、ディレクターの方が設けてくださったことにも心から感謝しています。
クライアントの想いや背景を自分自身で感じ取ることができたことで、コーディング作業へのモチベーションにもつながりました。
今回の案件では、ディレクター、デザイナー、アシスタントをはじめ、多くの方にサポートしていただきながら制作を進めることができました。
自分一人では気づけなかった視点や、さまざまなアイデアをいただき、最終的に良いホームページが完成したと感じています。
不安もありましたが、それ以上にワクワクする瞬間が多く、改めて「楽しい案件だった」と感じています。
そんなワクワクできる環境を作ってくださった皆さんには、心から感謝申し上げます。
これからもクリエイターとして、さらに成長できるよう努力を続けてまいります。
ホームページ制作は、私たちクリエイターだけで完結させることは推奨しません。
現場のことを一番知っているのは、依頼主様(職人さん)です。
現場で培われた経験や感覚、そしてお客様との信頼関係が何よりの財産。それらを、どのようにホームページという“箱”に盛り込んでいくかが重要になります。
新米クリエイターにとって、歴史ある会社のホームページ制作は、大きな挑戦です。
依頼主様からすれば「その技術と信頼感を損なわないでほしい」という強い想いがあり、クリエイターには「その想いを正しく伝える責任」が生まれます。
今回制作を担当してくださったお二人(デザイナー、コーダー)は、ヒアリングから構成提案、デザイン、実装に至るまで、一つひとつの工程を丁寧に進めてくれました。何度も立ち止まり、試行錯誤を重ねながら。
この経験で改めて感じたのは、業種や業態が違っても、本当に良いホームページは“共に作る”ことでしか生まれないということです。依頼主様にも制作チームの一員となっていただき、二人三脚で進めるからこそ、素晴らしいホームページを作り出すことができます。
完成したホームページは、職人さんの人柄や技術力が伝わるだけでなく、新米クリエイターの成長の証ともなりました。
職人さんのように、お客様から信頼されるデザイナー、コーダーとして、これからもさらに羽ばたいてほしいと願っています!
代表が直接お問い合わせに対応させていただきます。
「わかりやすく、丁寧にご説明すること」を大切にしております。
まずはどんな些細なことでも、お気軽にご質問・ご相談ください。
本案件の岩崎瓦工業様は大正2年創業で創立100年以上で、初代より屋根工事を世田谷区の地で生業としている歴史ある実績と技術のある屋根工事専門会社です。今回はホームページデザインのリニューアルのご依頼でした。
そしてこの案件は私にとって初めてのWebデザイン。本当に0からのスタートでもありました。制作期間中、私はWeb制作を行うにあたって知らないことも多く、作成に関わったチームの皆様にかなりご迷惑とご心配をおかけしたかもしれません。 それでも最後まで一緒に走り切ってくださった皆さんのおかげで、初めての案件であるにも関わらずクライアント様に納得していただける内容のものを納品することができたと実感しています。
デザインについて
こちらのホームページをデザインする前にクライアント様と打ち合わせをする中で以下のようなご要望がありました。
・ドアノックツールとしてのホームページにしたい ・シンプルなデザイン ・若い世代にも選ばれやすく、敷居が高すぎないもの ・余暇に見るものではなく、病院を探すときのように急ぎの場合に見るもの ・伝統的な雰囲気を大切にしつつ、シンプルに ・カラーは紺色×白
など。
これらのご要望を参考にして以下のことに注意しながらホームページのデザインを進めることにしました。
・ドアノックツールとするため直感的に内容が入ってくるデザイン ・伝統的な雰囲気、紺色×白は大切にしつつグラデーションやイラストを用いることで親しみやすさも大切にする ・自分がこのサイトを使うならばどういったところが分かりやすければ良いかを意識
直感的な要素を意識した例として、屋根材の表の中で、テキストだけではなくそれぞれの屋根材の用途について◎、○、△で有効性などを表しています。
このようにアイコンによる補助的な要素を加えることで、文章を読むことが苦手なお客様でも直感的に屋根材ごとの性質を把握してもらえるようにしました。そうすることで工事をご検討される際の参考にしやすいような設計となっています。
その他にもイラストやアイコンはリニューアル前のホームページで使用されていたものをリメイクして使用するなど、お客様が直感的に情報を得やすいような設計や工夫を意識しながら制作に取り組みました。
特にイラストはリニューアル前から使用されているものがとても素敵なものだったので(クライアント様本人が描かれたもの)、Adobe Illustratorを活用してベクターデータ化し、ホームページの各所で説明の視覚的な補助や、彩りを与えてくれる存在として活躍してもらいました。
クライアント様とFigmaでのコミュニケーション
今回の案件ではクライアント様にもFigmaのデザインカンプを共有し、直接Figma上のコメント機能を活用していただきながら細かい調整を行なっていきました。写真や文章の差し替え、修正なども直接クライアント様にコメント機能でご指摘いただきました。また、デザインに変更があった際に、いくつか準備したデザインパターンを直接Figma上で選んでいただくことにも活用しました。
クライアント様からもこのコミュニケーションの方法に「クラウド上のシームレスなやり取りで全体を見ながら細かい調整ができました。変化に対する意見をまとめていくのが簡単になり、互いの反応も見えやすくなったので、集中して進めやすくなったと感じます。また、素人の考えを潰さずにガイドしていくのも上手だったと感じます。」というありがたいお言葉をいただくことができました。実際に調整に取り組んでいる際に「これならいかがでしょうか?」と調整したデザインを提案した際に、すぐ反応をいただくことができたことはすぐに調整に入ることができるなどデザイナーとしてもありがたく、クライアント様と細かな考えや想いをより共有することができたので、ホームページ完成に向けての歩みがよりスムーズになったと感じます。
サポートしてくださった皆様へ
最初にも申し上げたように、私にとっては初めてのWebデザインでした。この案件を達成するまでに制作チームをはじめ、たくさんの方にサポートをしていただきました。
ディレクター、コーダーの方が経験の無い私でも最後まで信じてしっかりと見守ってくださり、並走してくださいました。この見守りや並走があったからこそ、初めてのWeb制作でも無事最後まで完走することができ、クライアント様にも納得していただけるものを納品することができたのだと思います。
制作チーム以外にもデザインレビューを依頼させていただいた方も、経験の無い私のための丁寧なデザインレビューをしていただき、未経験なので知らないであろうことをそのままにしないよう事細かな説明(基本的なWebでの考え方や仕組みなども含め)も適宜行いながらレビューを進めてくださいました。例えば「それぞれの余白、文字感覚などの数値には理由がある」というように、数学で言うところの公式だけ覚えるのではなく、公式にするための過程も学ぶようにしながらレビューを進めていただきました。
また、上記のデザインレビューだけでなく知り合いのデザイナーの方からプロの視点で、デザインに対するアドバイスをいただくこともありました。
そういったたくさんの方々のサポートや見守りが無事納品へとつながり、私もたくさんの学びをや貴重な経験をさせていただくこととなりました。この場をお借りして改めまして感謝の意を表します。本当にありがとうございました!