デザイナー
の想い
これまでのお堅い物流業界のイメージを覆す勢いで、「こんなの見たことない!」と思えるようなクールなデザインを強くご希望されていました。ブランド名とロゴ、3種類の製品はすでに決まっており、どれもスタイリッシュで統一感のあるデザイン。今回は、それらとトーン&マナーを揃えたホームページをご相談いただきました。
クールでスタイリッシュであることは大前提ですが、まずは「本当に必要とされる製品かどうか」をしっかり伝えることが大切だとお考えでした。特徴や仕様へのこだわりもしっかり届けたいとのご要望がありました。今後製品のバリエーションが増えることも想定し、拡張性を意識したホームページ構成に。製品選定を行う経営者の方にも、現場で使うスタッフの方にも、直感的に伝わるホームページを望まれていました。
すでに完成していたロゴは、従来の物流業界のイメージを覆すような、とても印象的なものでした。そのテイストに合わせ、ホームページでもあえて物流業界らしさから距離を置き、参考にしたのは異業種のデザインや世界観。「これ、本当に物流倉庫のサイト?」と驚かれるくらいが、むしろ最高の褒め言葉だと考え、企画をご提案しました。
最大の課題は、倉庫内の熱中症対策。その解決につながる製品を、まだ存在を知らない人にも見つけてもらえるよう、キーワード選定を行いました。検索者が抱える悩みやニーズに応える仕様情報をしっかり掲載し、SEO対策にも配慮しています。また、「開発までの道のり」を伝えることで、この製品が単なる物販ではなく、物流現場の課題解決のために生まれたという想いにも共感してもらえる構成を提案しました。
普段は襷ウェブの各案件にアシスタントとして参加していますが、今回は「コーダー」としての参加。 実際に襷ウェブメンバーと同じ立場で、コーディングを任せていただきました。
通常、コーディングを担当する際は、すでにデザインが完成している状態で参加することが多いと思います。
しかし襷ウェブでは、毎回の打ち合わせにコーダーも参加できるため、設計の段階からデザイン制作の過程まで一貫して関わることができます。
これはコーダーにとって非常に有意義な時間です。
お客様の事業に対する思いや考えを直接伺うことで、「より良いホームページを作りたい」「事業の力になりたい」という気持ちが自然と強くなります。
実際に今回も、倉庫で働く方々の環境を改善したいというお客様の想いを伺い、より一層気持ちを込めてコーディングに取り組むことができました。
今回のデザインは、既存のロゴやパンフレットのトンマナに合わせて制作されたもので、最初は難しそうに感じました。
しかし、おかなさんが作成されたデザインを拝見したとき、「とてもカッコいい!」とワクワクしたのを覚えています。
実装中は都度確認を行い、初稿提出後も細かな調整を重ねました。
この過程で、デザイナーがどこに注目し、どうこだわっているのかを体感でき、デザイナー的な視点を養うきっかけにもなりました。
また、クライアント様の「ロゴを目立たせたい」というご要望からローディング画面を導入。
おかなさんの提案を基に、こちらからもテスト実装を行い、最終的にご満足いただける形に仕上げられました。
デザイナーと直接やり取りできる環境も、とてもありがたい経験でした。
公開後、「お問い合わせが止まらない」という嬉しいご報告をいただいたときの感動は、今でも鮮明に覚えています。
その後も事業拡大に伴い、ページや情報の追加を継続して担当させていただいています。
依頼をいただくたびに「このホームページが役立っている」と実感でき、コーダーとして大きな喜びを感じています。
また、公開後も運用を通じてお客様と関わり続けられることは、襷ウェブならではの魅力だと思います。
商談の段階から、制作チームのメンバーが同席する機会を設けることができました。
「なぜ、その事業を始めることになったのか?」「これから、どのように発展させていきたいのか?」「そのためにホームページに求める役割とは何か?」
こうしたお話を、クライアントさまと一緒に直接うかがえたことが、その後の制作に大きな影響を与えてくれました。
「なぜ、自分たちがクリエイティブの力を求められているのか?」
その問いを自分ごととして捉えることで、クリエイターとしての役割や責任をリアルに感じられました。
クライアントさまの理念に心から共感し、「この想いに応えたい」という気持ちが、制作に打ち込む大きな原動力となりました。
制作が終わる頃には、チームメンバーの表情には明らかな変化がありました。自信に満ちたその姿に、私自身も胸が熱くなりました。
「これ、本当に新米クリエイターさんが作ったんですか?」
そんな嬉しい声もたくさん寄せていただき、クライアントさまにもご満足いただいています。
このプロジェクトを通して、襷ウェブの取り組みが確かな価値を生み出していると、自信を持つことができました。
そして何より、全力で向き合ってくれたチームメンバーに、心からの感謝を伝えたいと思います。
代表が直接お問い合わせに対応させていただきます。
「わかりやすく、丁寧にご説明すること」を大切にしております。
まずはどんな些細なことでも、お気軽にご質問・ご相談ください。
プロのデザイナーとして、商談から同席
襷ウェブでの制作2作目として、本件のデザインを任せていただきました。
今回も、事務所での商談から同席させていただいたのですが、クライアント様には、私が駆け出しなのか何年目なのかなんて関係ないのだから、
しっかりプロとして同席しよう、と表情作りから意識していたことを覚えています。
知らない業界でしたので、事前調査もしっかりさせていただき、商談の席でも自分の言葉で質問させていただけたことは、その後のデザインにも大きく影響したと思います。
ロゴやパンフレットのトンマナを踏襲しつつ、かっこよく!
ブランドロゴ、製品のロゴは、すでに他のグラフィックデザイナーさんによって制作されており、紙のパンフレットもある状態からのスタートでした。
クライアント様も、ロゴや黄色✖️黒のイメージカラーは踏襲し、今までの物流業界にはない、かっこいいデザインを要望されていました。
とはいえ、製品の魅力や内容を正しく、わかりやすく伝えることが一番重要ですので、わかりやすいこと、迷わせないことも大切に設計、デザインをしました。
支給写真の加工
この案件で一番大変で、一番学びになったと思うのは、写真の扱いです。
支給された写真は全てスマホで撮影されており、背景も倉庫の小物が多数映り込んでいたり、製品にも光の反射が映り込んでいたりと、そのまま使うには難しい写真でした。
架空のWebサイト制作では綺麗なフリー素材を使用できますが、実案件ではそれはできず、いつも良い写真を支給いただけるわけではないこと、それをどう加工したり、どう使うかが
デザイナーとしての力を発揮できるところだとこの案件を通して学びました。
結果として、FVに製品の写真を切り抜き、加工もして、背景にも大きく透過した製品写真をおくことで奥行きを作るなどして、対応しました。
その後もお付き合いが続くことがとても嬉しい
現在は襷ウェブを卒業していますが、ファニーエキップメント様の案件については、お客様のサービスが大きくなり、その後に別ページを作る際にもデザイナーとしてアサインしていただき、
ずっと関係が続いていることは、大変嬉しく思っています。最近では、熱中症対策の特設ページをデザインさせていただきました。襷ウェブを卒業した後も、デザイナーとしてご依頼いただき、お客様の事業の様子をお伺いしたり、お付き合いが続いていることは、とても嬉しく思います。
これは、母体にオフィス山家がある襷ウェブならではなのではないでしょうか。