デザイナーの想い
組織開発という少しわかりづらいサービスだからこそ、言葉を並べるだけではなく、「何をしている会社なのか」がしっかり伝わるようにしたいというご要望をいただきました。表面的な説明ではなく、どんな価値を届けているのか、なぜ今それが必要とされているのかまで丁寧に整理し、初めて読む方でも無理なく理解できる形にしていくことが求められました。
とくに、日々の経営に向き合う中で課題を感じている経営者の方に届けたいという想いをお持ちでした。人材不足や組織の停滞など、目の前の問題に向き合っている方が、「これは自分たちのことだ」と感じられるように、現場で起きている悩みや背景に寄り添いながら言葉を選んでいくことが求められました。
共有くださった原稿をベースに、情報の整理や構成の見直しをご提案しました。伝えたい内容はそのままに、「何をしている会社なのか」が自然と伝わるよう順序や言葉を調整。初めてホームページを目にする方でも読みやすく、理解できる形へと整えています。結果として、私たちも事業の理解を深めることができました。
情報の整理に加えて、課題を抱える経営者の方が「これは自分たちのことだ」と感じられるような見せ方をご提案しました。現場で起きている悩みや状況を、経営者の立場に立って捉え直し、自然と共感が生まれる構成に。読み進めるうちにサービスへの理解が深まり、次の行動につながる流れを意識しています。
メイク・ハーモニー様のビジネスモデルは、組織構築を軸にしたコーチング。私自身、それまであまり触れてこなかった分野だったので、最初はその本質をつかむのに少し時間がかかりました。 丁寧にお話を聞いていくうちに、このお仕事は、手に取れる「モノ」を届けるのではなく、人の気持ちや在り方そのものに寄り添うビジネスなんだと感じ、それと同時に「これをどうデザインで表現するんだろう?」というわくわくと、「難しそうだな」というドキドキが同時にありました。目に見えないものをデザインに落とし込む作業は、今思い返しても特別なプロジェクトでした。
静的サイトへのお知らせ機能の導入は、私自身はじめての試みでした。
ただ「動けばいい」という実装ではなく、クライアント様が日常的に、ストレスなく使えることを最優先に考え、どんな方法がベストか時間をかけて模索しました。
最終的にスプレッドシートと連携する形で実装。日付と内容を入力するだけでホームページに反映される、シンプルなフローです。
誰もが使い慣れたツールにすることで、クライアント様ご自身はもちろん、将来的に代理で更新が必要な場面でも、迷わず使っていただけると考えました。
ホームページは納品して終わりではなく、その後も使い続けられてこそ意味があると、あらためて感じた実装でした。
ホームページの制作は、多くの方にとって何度もある経験ではありません。一生に一度かもしれないその機会に、とことんこだわって納得のいくデザインを作りたいと思うのは、当たり前のことだと思います。だからこそ、デザインの確定までにはしっかりと時間をかけていました。
ただ、その分コーディング着手のタイミングは当初の予定より大幅にずれ込んでおり、正直なところ、スケジュール的にはかなりタイトな状況でした。
でもそのとき私の頭にあったのは、デザインの完成度に見合った素敵なサイトを少しでも早く世に出したいという気持ちでした。
だからコーディングの工程では、スピードを最優先にし、公開日から逆算してスケジュールを組み直し、できる限り遅れを取り戻せるよう全力で臨みました。
こだわりに時間をかけるフェーズと、スピードで駆け抜けるフェーズの両方をどう設計するかが、制作全体のクオリティを左右すると、今回あらためて痛感しました。
襷ウェブでの制作として、本案件が最後の仕事となりました。
制作の機会をいただいたクライアントの藤倉様、そしてここまでお世話になった襷ウェブオーナーの山家さん、関わってくださったすべての方に心から感謝しています。
そして実は、親しくしてくださっていたデザイナーさんと念願のタッグを組ませていただいた案件でもありました。
これまで互いに鼓舞しながら切磋琢磨してきた仲間として、ひとつのホームページを一緒に作り上げられたことに、大変嬉しく思っています。
このイラストは、襷ウェブの公式ホームページに掲載されているもので、実はそのサイト自体も私がコーダーとして携わらせていただいたものです。
それぞれが違う道を歩みながら同じ山頂を目指す、そんなイラストに込められた山家さんの想いを、まさに自分自身で体現するような経験になったことに、制作を振り返りながら感動していました。
山頂はまだ遠く、スキルも経験もまだまだ足りないと感じています。
だからこそ、今回の制作で得た学びを糧に、これからも歩み続けたいと思います。
そしてまたいつか、さらに成長したお互いで一緒に制作できる日を楽しみにしています。
ありがたい環境と、素敵な出会いに恵まれた案件になりました。改めてありがとうございました。


今回、株式会社メイク・ハーモニー様のホームページ制作に関わらせていただく中で、自分たちが大切にしてきたことを、あらためて見つめ直す機会をいただきました。
メイク・ハーモニー様が向き合われているのは、「人と人との関係性」によって組織をより良くしていくという考え方です。
制度や仕組みを整える前に、まずは人が安心して働ける状態をつくる。
この姿勢に触れたとき、自分たちがこれまで感覚的に大事にしてきたことが、言葉としてはっきりした感覚がありました。
襷ウェブでも、クリエイティブ力・チームワーク力・人間力という3つの力を大切にしています。
ただ今回の制作を通じて、それらは個人の能力だけで成り立つものではなく、「関わり方」の中で発揮されるものだと気づきました。
どれだけスキルがあっても、安心して意見が言えなかったり、遠慮が生まれてしまう環境では、その力は十分に活かされません。
反対に、互いを尊重しながら意見を交わせる関係性があれば、それぞれの力は自然と引き出されていきます。
良いものづくりの前に、良い関係性がある。
その積み重ねが、結果として組織の力になっていくのだと実感しました。
メイク・ハーモニー様の考え方に触れたからこそ、自分たちの取り組みを、より深く理解することができました。
襷ウェブは、まだまだ成長途中の組織です。
だからこそ、この気づきを日々の関わりの中で大切にしながら、これからも一歩ずつ積み重ねていきたいと思います。
今回のご縁に、心より感謝しています。
代表が直接お問い合わせに対応させていただきます。
「わかりやすく、丁寧にご説明すること」を大切にしております。
まずはどんな些細なことでも、お気軽にご質問・ご相談ください。
情報整理から始まったサイト設計
今回の案件では、アシスタントディレクター兼デザイナーとして、ワイヤーフレーム作成とサイトデザインを担当しました。
組織開発支援という専門性の高い事業内容だったこともあり、まずはクライアントの事業や想いを整理するところからスタートしました。 実は、情報整理からワイヤーフレームを作成する工程にしっかり取り組んだのは今回が初めてでした。
「どの順番で情報を伝えたら読みやすいか」「訪れた人にとって理解しやすい構成はどれか」などを一つひとつ考えながら整理していく作業は難しくもありましたが、その分、事業理解を深めることができ、後のデザインにも活かすことができたと感じています。
デザインで悩んだこと
デザイン面では、あしらいの入れ方や色のバランスに特に悩みました。
シンプルにまとめすぎると「よくあるデザイン」になってしまう一方で、あしらいを入れすぎると情報の読みやすさを損なってしまいます。どこまでデザイン要素を加えるか、そのバランスを探ることが今回の大きな課題でした。
また、配色についても試行錯誤を重ねました。 サイト全体はブルー系のトーンでまとめつつ、ロゴカラーはオレンジ。 クライアントからは「オレンジを強くしたくない」「ブルーも強くなりすぎないようにしたい」という要望があったため、そのバランスをどう取るかをとても考えました。
最終的には、オレンジはアクセントとしてポイントで使用しながらも、主張しすぎないサイズや配置にすることで、全体の調和を保つよう工夫しました。
コンセプトをデザインで表現する
サイト全体のデザインでは、 「このサイトを訪れた人にどう感じてほしいか」「どんな行動につながればよいのか」を常に意識しました。
最終的な目的は「お問い合わせ」ではありますが、それを強く押し出すサイトにはしたくないというご要望がありました。 そのため、問い合わせボタンは目立ちすぎない色とサイズに調整し、サイト全体の雰囲気に自然に馴染むよう工夫しました。
また、トップページはブルーを基調としながらも、 「入口としての優しさ」を感じてもらえるよう、全体的に淡いトーンでまとめています。
装飾要素については、会社名でもある「メイク・ハーモニー」の“調和”という言葉をヒントに、円が重なり合うモチーフを随所に取り入れました。
ファーストビュー下のビジュアルも、円が重なり合うデザインにすることで「調和」を表現しています。 薄い色の円を企業・組織、濃い色の円をそこで働く人と見立て、働く人が主体性を持ちながら組織と関わっているイメージを込めました。
特に時間をかけた事例ページ
構成・デザインの両面で最も時間をかけたのが、事例ページの見せ方です。
単に「ビフォーアフター」を掲載するのではなく、 【課題 → 提案・実施 → 結果】という流れで紹介したいというご要望がありました。
さらに、この事例として紹介している企業が 「令和7年度 長崎県老人福祉施設協議会 第8回職員研究発表会」で最優秀賞を受賞した背景や、その意味も併せて掲載したいというリクエストもありました。
外部ページに飛ばすのではなく、同じページ内でしっかり伝えたいという方針だったため、情報量が多くなりすぎないように整理しながら、掲載順や見せ方を何度も検討しました。
多くの参考事例を調べながら、自分なりに最適な構成を考え、クライアントへ提案しました。
今回の制作を通して
今回の制作を通して強く感じたのは、 デザインは見た目を整える作業ではなく、「情報整理」と「意図を伝える設計」の積み重ねだということです。
事業理解から始まり、構成を考え、ユーザーにとっての読みやすさや伝わりやすさを考えながら形にしていくプロセスを経験できたことは、自分にとって大きな学びとなりました。
襷ウェブでの2つ目の案件として、このような経験ができたことに感謝しながら、今後も一つひとつの制作に丁寧に向き合っていきたいと思います。